佐和山城

石田三成の居城であった佐和山城。関ヶ原の合戦で西軍が敗北した後に東軍の攻撃によって落城しています。僅かな遺構を求めて、撮影しました。今後発掘される外堀などは、別の動画でご紹介できればと存じます。

坂本城

坂本城
「坂本城 湖水に眠る光秀の夢」歴史街道(PHP研究所)巻末連載、城紀行~戦国の風
 
彼は誰時、琵琶湖に眠る坂本城跡を、遠い湖岸から近江富士(三上山)がみつめている。
 
謎多き戦国武将、明智光秀。流浪の前半生をへて、織田信長に仕えることにより、早々に頭角を現した。その高い能力と功績により、坂本(滋賀県大津市)の地に城を構える事を信長から許されるのであった。
 
琵琶湖に聳える坂本城は、安土城に次ぐ壮麗な城といわれ、光秀の輝かしい出世と、信長からの厚い信頼の証であったことは間違いないだろう。
その後、天下人になろうとする織田信長を本能寺で謀殺するも、事後処理に失敗し、山崎で羽柴秀吉との決戦に敗れた。坂本城へ敗走途中、人生道半ば最期に彼はこの国の未来をどう思ったのか。
 
湖水に沈んだ彼の夢を残し、今日も静かに夜が明けるのであった。
坂本城

近江小谷城

近江小谷城
山王丸石垣(「破れし城」キャノンギャラリー)
「小谷城 もののふ達が眠る聖域」
歴史街道(PHP研究所)巻末連載、城紀行~戦国の風より
 
滋賀県長浜市、近江国は小谷城。戦国大名・浅井長政の本拠であり、難攻な山城であったが、天正元年(1573)、敵対する織田信長に攻め滅ぼされた。
 
深い緑に覆われた小径を抜けると、まるで誰かが訪れるのを待っていたかのように、野面積みの石達が私をみつめ、なにかを訴えかけている気がした。それら一つ一つに主君の為、家族の為、己の為に必死で生き、散っていった武士達の鼓動、息づかいが感じられた。そこは彼らが静かに眠る、張り詰めた空気と静寂が支配する聖域のようだった。
 
12年前、私が人生で初めて山城へ単独登城した際、私自身、特別な霊能力や神通力を持っているわけではないが、ここでの体験がその後、全国城郭行脚をはじめるきっかけとなったのだった。
小谷城とかキャンプとか(動画)
小谷城
小谷城全景
清水谷を望む
虎御前山(左)、竹生島(中)、山本山城(右)
本丸大広間
山王丸石垣
本丸石垣
本丸虎口
京極丸の土塁
中井均先生と京極丸虎口
先頭に戻る